1981 アールジュニの紹介

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グループ アール・ジュニ

人聞の夢は果てしなく広がり、夢は時代を創り、時代は夢を育てつ冶、万古の昔から悠久の未来へと変化進展してゆきます。どの時代のどの瞬間にも、人間は見果てぬ夢を抱きその実現をねがい、人生を賭け挑戦してきました。

我々が生きる20世紀最後の4半世紀は、エレクトロニクスのめざましい進歩によって、まるで違う次元の世界が出現しようとしています。それはサイエンスやエレクトロニクスを含むテクノロジーが、人間の第六感さえも創ってしまうのではないかと思われるほどの高性能にまで到達しつつあるからです。

4〜5才の子供がコンビュータ・ゲームに我を忘れて熱中している姿を見ると新しい時代への変化をひしひしと感じさせられます。

我々はこのような時代の中で、エレクトロニクスやサイエンスを含むあらゆる技術、芸術を総合した新しい発想の芸術志向を模索探求してきました。

2万年前の洞窟画以来壁から離れなかった絵を空中に描いてみたい。極限まで高められた芸術、技術、知能の接点を、この目で確かめてみたい。

既成概念や先入観をとり去り、本質を見極め、真理を組み変え組み合せ、美への永遠のあこがれと夢を、この高度のテクノロジーを駆使して人間生活の幸福に反映きせたい。アール・ジュニはこのような考え方をもっ人々のクツレープです。

代表 中村曜子


主旨

最近のエレクトロニクスの発展には目を見張るばかりです。その影響力はいろいろな世界におよび、それぞれに花を咲かせよっとしています。芸術の世界においても、多様なかたちでエレクトロニクスやサイエンスが、そしてコンビュータがかかわりを持ちはじめてきました。

芸術家の創作意欲は活発です。新しいメディアへの挑戦もさかんです。発見と開発、そして完成が新しい創造の世界です。その芸術家の世界に最新のテクノロジーか求められています。技術者と作家の協同作業による新しい造型が目立つてきました。

そして、あらゆる分野からこれら新しいテクノロジー・メディアを使った表現や作品が増えてきています。実際にこれらのテクノロジーアートの統合された完成度の高い作品がこれからも多く求められています。

このような現代の環境のなかで、積極的にエレクトロニクスやサイエンスを含むあらゆるテクノロジー・メディアを研究し、芸術と技術の分野が協同して完成していく新しいアートの創造を私どもはアールジュニ活動の主旨とします。


活動範囲

アール・ジュニ活動は技術と芸術の総合です。活動の中から生まれる成果は、現代の知品をいく全く新しいテクノロジアートの出現です。高度化きれた現代の技術社会のなかに生まれるオアシスとなると言っても過言ではありません。この活動は、私どもの活動主旨に賛同した仲間によって組織されたグループのメンバーとともに展開されます。

●グループ活動

❶ 企画展の開催(国際展レベル)
テーマをきめて展覧会を聞きます。年間6回開催を目標とします。

❷ 公募展の開催(コンクール型式)
年に1回開催します。企業のご協力をいただいて優秀な作品には賞を出します。

❸ イベントの企画・開催
ジョイント企画などにより、フェスティバル的なイベントに参加します。

❹ 研究会の定期的開催(例会となる)
年6回の研究会を開催します。会員相互の意見交換、研究会を含めコミュニケーションの強化を計る中心的活動となります。

❺ 講演会の開催
一般の人々を対象とした講演会の開催。年4回程度。

❻ ジャンル別部会
アール・ジュニのメンバーの専門性によってジャンル別にそれぞれ部会活動を行います。ジャンルは次の通りです。

1.コンビュータ・アート部会
2 . ビデオ・アート部会
3. レーザー・アート部会
4. ホログラフィ・アート部会
5. キネティック・アート部会
6. エレクトロ・ミュージック部会
7. オプテイカル・アート部会
8. ライト・アート部会
9. ロボット部会

❼ 会報の発行
年6回会報を発行します。研究会、講演会の内容の掲載。内外の情報、会員のニュースなどを掲載します。

❽ 会員の資料センターの開設
会員に関する資料をストックし、会の内外への情報サービスをします。

❾ 情報センターの設置
内外の情報の収集、記録、資料の作成、ニュースの報告、国際交流を行います。

● ギャラリー活動

❶ 常設展
日本では初めてのテクノロジアートの常設展示場を開設します。

❷ 作品の販売
アール・ジュニの作品を展示販売します。

❸ グループ-アール・ジュニメンバーをパックとしたプロジェクトの企画制作をします。

❹ ワークショップ
活動のニーズからでてくるワークショップの充実化を計ります。

● その他の活動として、会員相互の援助的活動、法人会員のフ。ロジェクトに協力します。また他のグループとの交流、タイアップなどを行白っていきます。


アール・ジュニの展望

科学技術の進歩は少なからず芸術の分野にも影響を及ぼした。戦後の美術活動はテクノロジーの影響を受け、さまざまな美術形式を生みだし、平面から空間へ、運動と光・音を同じ場に持ち込んだ環境芸術にまで発展してきている。

特に最近のエレクトロニクス・テクノロジーの発展は目をみはるものがあり、コンビュータ・アート、レーザースキャニング・アート、ホログラフィアート、ビデオ・アートなど新しいメディアが創造の世界に参入している。

このように表現技術の発見が辛庁しいメディアを促し、逆に新しい芸柿I創作の要求が新しい技術を発見するという関係は、印象派以降のきまざまな芸術運動の展開をみてもわかるように、エレクトロニクス・テクノロジーという人間の手や頭脳の延長として、それを何倍にも活用できる技術は人間の意識を拡大し、感性を高め、われわれにまた新しい視覚の可能性を示してくれた。エレクトロニクス・テクノロジーをメディアとする幸庁しいジャンルのメディアが、真にわれわれの意識拡大のメディアになるのも時聞の問題であろう。

グループ・アールジュニはこのような環境の中で、エレクトロニクス・テクノロジーを積極的に取り入れ、創造活動に反映した新しい視覚の世界というニューメディアの可能性を追求していきたいと考え、ここにみなさまにご理解とご支援とをお願い申し上げる次第です。