目次
緒言 メディア化する文化の生態
—
I章 都市ば湾曲する
結晶のいろ - 018
メタファンタジアへの誘い
ヤマトインターナショナル - 022
宙吊りの意議
舞浜アーバンリゾート - 026
白日夢の具象化
ハラミュージアムアーク - 030
黒い美術の守護烏
東京都聴没者霊苑 - 034
都市のなかの精神のエアポケット
ギーガー・バー - 037
夜を彩る生体機微
湘甫台文化センター - 042
都市のなかに隆起した空中庭園
ラビリンス - 045
立体的なパティオに仕組まれた迷路住宅
—
II章 僕のアート天神たち
一柳慧 - 056
サウンド・リブを進める男
フレデリック・キースラー - 060
環境芸術の磁界
マリリン・ウッド - 070
都市空間をアー卜する女
マルセル・デュシャン - 076
覗き見るのはいつも他人
ナムジュン・バイク- 080
ビデオの哲学者
マン・レイ- 086
謎めいた手
伊藤隆康 - 090
無限空間の透視者
ジョン・ケージ - 097
不確定性から意識の無限回転へ
メレット・オツパジハイム - 104
漂泊のアヴァンギャルド
ドナルド・エヴアンズ - 110
想像の国々からの切手アート
ヤン・フォス - 113
遊不遊の申子
オノ・ヨーコ - 118
未来へのプロジェクト
ヴインセント・ハッドウルセイ - 122
馬と人間の文化
飯村隆彦 - 125
究極の風景ビデオ
—
III章 メディア都市回廊
ディスプレイ未来像 - 134
限りなく実体から遠ざかるときへむかう - 148
コミュニケーションメディアから環境メディア - 162
スペースアートんのための建築のない宇宙美術館 - 170
—
IV章 シティアートの遠心力
消える芸術/パフォーマンス - 178
装飾から織の造形ヘ - 183
住い=芸術/建第と環境への問いかけ - 187
絵になった文字の世界 - 192
食事の造形 - 195
—
V章 日本的アート戦略
おとぎばなし/平目忌の国 - 210
日本の視覚的スペクタクル - 223
「見立て」の造形 - 232
—
VI章 もうマテリアルやめてもいい
布一そのかくれた形態学 - 250
ガラス一イメージの宙吊り - 264
水一メディアと物質 - 279
—
[幕間エッセイ]
光瞬く東京 - 049
東京の夜とその額縁 - 130
ブームをよんでいる食べものの本 - 250
東京はいま、ルーツとゴム紐 - 205
さまよえる看板 - 245
未来派料理とイタリア的人生 - 294
美術出版社
ISBN 4-568-20142-X C3070
装丁 中垣信夫+島田隆