1991 La Invención de Morel

モレルの発明

「ハイテクアート 1991」展
1991年8月1日(木)より8月12日(月)まで
松屋銀座8階大催物場

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この作品の発想は、アルゼンチンの小説家で、ボルへスの親友そして共同執筆者でもあったアドルフォ・ビォイ・カサーレスの小説「モレルの発明」から得ている。カサーレスはその本の中で、不思議な映像記録装置を登場させている。知らぬ間に記録された現実が、いまの現実を先取りしているかのように、人間の意識を変えてゆく。最近話題の「反想現実」にも係わるようなテーマである。このカサーレスの世界と、数年来制作のコンセプトにしている建築とビデオイメージの関係を結びつけたのが、この作品である。使用される映像は匿名の兵士たちや民衆の姿であり、用意されたビデオカメラが観客の姿をそれらに重ね合わせてゆく。

La Invención de Morel – I got the idea for this piece from a novel by Adolfo Bioy Casares, an Argentine novelist who was a friend and collaborator of Borges’. The book is about a mysterious visual recording device whose images strangely anticipate reality and alter the consciousness of the characters. It is a theme that touches on the current concept of “virtual reality.” This work connects the world of Casares with the architectural and video images that I’ve been working on for the past few years.
A camera films visitors to the exhibition and then superimposes their features on images of anonymous soldiers and civilians.

(from “The Document Video of Video Installation and Video Sculpture by Katsuhiro Yamaguchi”)

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28インチ モニターTM-28 12台
S-VHS ビデオテープレコーダー 6台
小型モノクロカメラ(ズーム付)1台
スイッチャー(カメラの映像とVTR映像を重ねる)1台
オーディオアンプ 1台
スピーカー 2台

アクリルパイプ

12 Monitor Televisions (TM-28, 28inches)
1 Video Camera (B&W with zoom)
6 Video Tape Recorders
1 Video Switcher (camera images + video tapes images)
1 Audio Amp
2 Audio Speakers
Mirrors
Acrylic Pipes
Water
Wood

3180 × 4000 × 2270 mm

1991-ビデオ彫刻「モレルの発明」の解剖学資料

1991-Invencion_de_Morel-松屋ハイテクアート図面等書類

1991-Invencion_de_Morel-松屋ハイテクアート展フライヤー

1991-Invencion_de_Morel-松屋ハイテクアート展チケット

 

1978 Fantasy on Gaudi

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“‘Fantasy on Gaudi’ combines abstract motives with images of architectural elements and is based on one of the unique aspects of Gaudi’s architecture: the spiral. Eleven years later I have realized a large-scale multi-projection project on Gaudi: Videorama Gaudi (1989).” (Yamaguchi Katsuhiro, Yamart website, 1998)

Fantasy on Gaudi, 10 minutes, U-Matic Color, 1978

1996 Oto no Kehai

1996年 音の気配

“Oto” means sound and “Kehai” means an unseen presence. Nine loudspeakers are set inside the two stone walls on each side of the stairway of Tokyo Opera City Galleria. The sound of “Oto no Kehai” is floating in the air between the two walls. The Galleria of Tokyo Opera City is 188 m long, 14 m wide and 23 m high, and leads from ground level to the InterCommunication Center (ICC) and the Tokyo Opera City Concert Hall – Takemitsu Toru Memorial.

Address: 33-20-2 Nishi-shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo.
Photos by Saito Sadamu

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1999 Osaka Housing Information Center Monument

1999年 大阪市「住まい情報センター」マルチメディア・パブリックアート

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市民の行き交う日常生活空間の中に新しいパブリックアートの提案を考え、約半年間にわたり大阪市と地元商店街の意向との調整に費やされた。結果的に天神橋6丁目の交差点近くに2つの計画が実現することになった。

今回計画をまとめた2 つの公共芸術(パブリックアート)は恐らく次のような点からみて注目すべきものと恩われる。その1 つは有名な天神橋商店街と地下鉄駅出入口という立地からみて都市人口の密集地域であり、大阪市民にとっての心臓部に位置しているからである。またもう1 つは従来の彫刻や壁画といった形態のアートではなく、今もっとも新しいアート分野のビデオ映像、サウンドスケープ、ライトアート、ホログラフィアート(3次元立体イメージ)などを総合的に組合せたアートである点である。

いずれの計画にも映像や光や音響の演出が考えられている。つまり従来の彫刻や壁画によるパブリックアートでは不可能な、複合メディアによるデザインが行なわれることになっている。いままで美術館の中だけに収まっていたメディアアートが都市環境の意味を変えていく実験でもある。市民にとっても自分たちの行為と体験の変更を促されることになるのである。例えばテレビモニター内に自分たちの姿が現われたり、ホログラフィーで大阪の他の地域の三次元風景を眺めたりする。

マルチメディアの時代は、モダニズムを生み出した工業社会の旧い枠組みを壊しつつ21世紀の文化と社会への組替えを始めているのである。
新しい分野のアートの表現が美術館ではなく市民の日常的な生活の場の中で見られるというのは世界的なことである。

造形・映像デザイン:山口勝弘
サウンドデザイン:クリストフ・シャルル
ホログラフィ:石井勢津子、久保田敏弘

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大阪市住まい情報センタ一口トンダ・音響ゾフ卜制作意図

大阪市住まい情報センターのロトンダは、ヨーロッパ庭園にあるガラスの温室(ガラスハウス)の様な空間を連想します。ガラスハウスの中の空間は内的空間でありながら、透明な壁が付いているため、庭園という野外空間の一部として存在し、「半野外」です。そこで、人が外側のリアルな環境を意識しながら、内側の別種、異質の空間も楽しめます。一時的に、外側と離れ、束の間のような空間の中で「安らぎ」を体験することが出来ます。

外側の自然光はロトンダの空間を浴びながら、人工光との相互作用によって異質の空間の「安らぎ」を体験します。同様に、外の雑音が明確に聴こえながらも、人工音の発声によってその雑音が異なる意味を持ち、想像力が刺激されます。外側の空間がロトンダの特殊な空間によって吸収され、新しい空間に変容します。その体験をヴィジュアル的に支えているのは、天井にある宇宙船、または鳥の形態をもった立体物です。

音によって、一日を4つの時間帯(朝、昼の時間、午後、夕方)に分けます。各時間帯においては異なる内容の音楽が流れ、異なる音響空間を作り上げます。朝は、巨大なおりの中の鳥の目覚め、昼の時間は、庭園の静かな出来事(落葉、生き物の動きの気配など)午後は都会の喧噪の中から生まれ出る清冽な天空、夕方は遠ざかる風、夜に向かう風景、などの様な音響空間が広がっていきます。

技術的条件(使用音源機器、スピーカの種類や位置)から考えますと、4分ずつの曲が繰り返されます。はっきりとした始まりや終わりがないため、また変化が微妙であるため、「4分の曲が繰り返される」ということよりも、断片的な出来事が現れたり、消えたりするような音の風景に聴こえます。様々な周波数の使用によって、モノラルな音楽でありながら、音が動いているように聴こえます。

(クリストフ・シャルル、1999年7月11日)

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クリストフ・シャルル:作曲・音響調整現場

大阪住まい情報センター・モニュメント計画プレゼンテーション

大阪住まい情報センター・モニュメント計画

大阪住まい情報センター・モニュメント映像ダイジェスト

大阪住まい情報センター・モニュメントソフト制作計画

大阪住まい情報センター・モニュメント公開空地用映像

朝日新聞、2000年2月3日「アートな出来事」

1999 Togen Topia

電脳影絵遊戯一夢遊桃源図一
山口勝弘
1999年9 月17 日[金] -10月16 日[土]

Computerized Shadow Play [Togen Topia]
KATSUHIRO YAMAGUCHI
September 17(Fri.) – October 16 (Sat.), 1999

夢遊桃源図

「夢遊する宇宙風景」

昨年12 月、韓国を訪れた折、友人の李元坤氏が所持していた「安堅夢遊桃源図」の本を手にとった私は、数瞬のうちにこの絵の只ならぬ逸気と緩急のリズムに捕われてしまった。その絵を描いた安堅が、15世紀韓国の有名な画家であること。またこの絵は日本の天理図書館の所蔵であることが分かった。
とにかく私を強くひきつけた理由は、桃源郷というこの絵のテーマよりも、人気なき遠近も定かならぬトポスの雰囲気と、生動する岩山たちの展開する宇宙感であった。
この画家の眼が見た光景は、瞬間に網膜の奥底に焼きっき、2度と開かずそのまま閉じられてしまった。そのイメージがここにある。
やがて私は、なんとかしてこの光景の中に侵入してみたいと思った。コンピュータによる解析を行なうと同時に、2次元上の画面に割り込んで2次元半ぐらいの空間の瞭聞から、この世界の内部を経験してみたいと思った。もちろん空間を経験するということは、時間を伴う。
私はこの絵画から得た天来の着想を、もう一度遠慮がちにメタモルフォーズさせて経験したかったのである。と同時に、この宇宙風景を別の視覚的ヴェクトルにより再構成したいという欲望にかられた。こうして幾つかのイメージが、現実世界に現われたのが今回の個展である。
この桃源図に附せられた夢遊という言葉は、この絵の前で漂うわれわれの心にこそふさわしい。コンピュータの中には魔が巣くっていると言う。私はその魔を仲間にして戯れてみたのである。

山口勝弘、1999年9月

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“The universal image in dreaming Journey”

In December last year I visited my friend Won-Kon Yi, in South Korea. He showed me a drawing in the book by Ankyon called “Dreaming Journey of Togen Topia”. I immediately felt overwhelmed by the exalted power of the drawing, and by its simple rhythm, which was both technically assured and at ease. I only learned later that Ankyon is a celebrated Korean painter of the 15th century, and that the drawing is from the collection of the Tenri Library in Japan.
The reason I felt so inspired by the drawing was not simply to do with the subject, Togen Topia. The atmosphere related to Topos. It was less a matter of space and distances, than of a universe that was brought to life by the powerful, rocky mountains.
When the artist saw the scene, an image was immediately burned upon his retina, which never faded. The drawing is a picture of this image.
Sometime later, I began to feel a desire to be inside the scene. I analyzed the drawing on my computer as a way of entering the two-dimensional picture, so that I might experience its internal world in 2 1/2 dimensions – in that extra space between 2- and 3- dimensions. Of course it takes time to fully experience so alien a space.
I wanted to recreate that first inspired experience I had felt in front of the drawing, by a process of subtle metamorphosis. Also, I wanted to reconstitute its image of a universe from a different perspective vector. These are a few of the ideas and images behind my work in the exhibition.
The words “Dreaming Journey” and “Togen Topia” are a suitable expression of the feelings that the drawing evokes in us. They say that there is a devil in the computer. I enjoyed playing the devil’s accomplice.

Katsuhiro Yamaguchi, September 1999

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デジタル技術で見直すアナログクラシック「夢遊桃源図」
山口勝弘

李朝初期を代表する山水画の1つとして画家安堅によって描かれた「夢遊桃源図」は、李王朝四代の世宗大王の第3王子安平大君の夢遊の話を聴いた画家が僅か3日間で描いたといわれている。当時すでに宮廷画家として広く名を知られていた安堅は、数多くの画を描いたが、現在間違いなく安堅作を証明できるのはこの「夢遊桃源図」だけである,何故ならこの作品と共に安平大君の夢遊の話の筋書きが長文の自践となって遺っているからである。また当時文化人としてパトロン的存在だった。
安平大君の書画コレクションのリストを見ても分る通り、唐の王維、宋の郭照、蘇東坡などが含まれているが、李朝の中では安堅の28点のみである。

私がこの作品をコンピュータによって解析すると共に、ここに描かれた桃源郷への道程と岩山の群がりを見て興味をもったのは、第1の点として様々な距障をもって配置された風景からくる遠近感の重なりであった。それはルネッサンス以来の遠近法でもなく、東洋的な遠近画法の重層が自由自在に用いられている点であった。

第2の点は、この画面全体から受ける複雑系への指向、つまり混沌とした宇宙とその中に点在する対象物の構造性に関心を持った。したがって桃源郷そのものの描写よりも、ゆらぎをもった宇宙感に興味をもったのである。

この2つの特徴が示している独自の空間的イメージへ、コンピュータによる動きの時間的イメージを加えることにした。つまり絵画として2次元上に表現されているイメージの各要素が分解され、コンピュータ内にデータ化されたそれらを空間/時間系に再構成しようとしたのである。また、電脳遊戯彫刻と命名したのは、これらの映像化されたスクリーンの前に一部分サンドプラス卜されたガラス板を置いて、複合した実体/非実体のイメージを提示している.つまり映像と実像の両棲類とでも言うべき作品となっている。

この両棲類的性質については50年前に作られていた私の作品ヴィトリーヌについて瀧口修造が鋭く指摘していたものである。

この作品をイメージ化するために天理大学附属図書館にて
「夢遊銚源図」 のレプリカ(京都便利堂製)を閲覧させていただいたことに感謝する。

Special thanks to Hazuki Shibato and Nicholas Wadley for the English translation of the text

主な参考図書
(1) 『安堅・夢遊桃源図』、安輝・李炳漠 著、藝耕産業社
(2) 『韓国絵画史』、安輝 著、藤本幸夫・吉田宏志 訳、吉川弘文館
(3) 『安堅「夢遊桃源図」 について(ー)』「ビブリア」65号、鈴木治、天理大学
(4) 『安堅「夢遊桃源図」 について(二)』「ビブリア」67号、鈴木治、天理大学
(5) 『奇景の図像学』、中野美代子 著、角川春樹事務所

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1-「電脳影絵彫刻 I」
ビデオプロジェクター1台、ピデオテープレコーダー1台、ガラス、木
“Computerized Shadow Sculpture I”
One video projector, one video tape recorder, glass, wood,
2500 (h) x 2620 (w) x 900 (d) mm

2-「電脳影絵彫刻 II」
ビデオプロジェクター1台、ビデオテープレコーダー1台
“Computerized Shadow Sculpture II”
One video projector, one video tape recorder
3000 (h) x 2250 (w) mm

3-「影絵遊戯箱 I, II, III, IV, V」
ガラス、合成樹脂、紙、木、蛍光灯

“Shadow Play Box I, II, III, IV, V”
Glass, acrylic plastic, paper, wood, fluorescent light
490 (h) x 524 (w) x 95 (d) mm

製作 :
山口勝弘、CEAM:笠置勇星、岡本知久、櫻井宏哉、大塚馨

Production:
Katsuhiro Yamaguchi, CEAM: Yusei Kasagi, Tomohisa Okamoto, Hiroya Sakurai, Kaoru Otsuka

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ASAHI EVENING NEWS WEEKEND, Sept.30, 1999: “Visions of ‘new values’”

1983 Ms. Hands and Feet, 1988-1992 BITWIN – Collaboration with Hanayagi Suzushi

Back in the 1950’s, I worked with the butoh dancer Suzushi Hanayagi to design several pieces of stage equipment. I actually installed an object on-stage in 1970 and thereafter began using media in the theater. Joint recitals of this series were held in cities like New York, Paris, Madrid and Milan before ending up in the Chekhov Theater in Moscow. One live performance involved suspending a great many TV monitors over the stage for a live screening of Suzushi Hanayagi, dancing. I used a camera to film her myself on­ stage.

舞踊家・花柳寿々紫に協力して幾つかの舞台装置をデザインしたのは 1950年代のこと。1970年にもオプジェを舞台に設置したが、やがてビデオのメディアを舞台に用いるようになり、そのシリーズによるジョイント・リサイタルをニューヨーク、パリ、マドリッド、ミラノなどで開き、最後はモスクワのチェーホフ劇場で開いた。特に舞台上に多くのモニターを空中から吊し、私は舞台の上でカメラにより踊る花柳寿々紫のイメージを撮影し、それをライブで上映した。

(from “The Document Video of Video Installation and Video Sculpture by Katsuhiro Yamaguchi”)

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1983 – Ms. Hands and Feet – Americium 231 (1982) / Americium (1983)
Jean-Jean Theater, Shibuya, Tokyo


1988 Bitwin – Dance in Media
The 1st New York International Festival of the Arts, Asian Society, New York

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1993 Image Synapse

1993 “Image Synapse” with Opera  (Kakiage Nahoko, Sagara Nami),  Metropolis Aborigines Report Event, Sumida Riverside Hall, Tokyo. LED installation by Moriwaki Hiroyuki, direction by Yamaguchi Katsuhiro.

「イメージ・シナプス」、ユニット「オペラ」(書上奈朋子、相良奈美)、墨田リバーサイドホール、東京。LED装置:森脇裕之、監修:山口勝弘。

“Opera” participated in the European tour “Metropolis Aborigines” (November 1992, organized by Christophe Charles and Sakai Shinichi). The tour was following the “Media Opera” on Awaji Island (October 1992). The Opera Sumida Riverside concert was held in Spring 1993 as one of the “report events” of the “Metropolis Aborigines Tour”.

Opera and Yamaguchi Katsuhiro would participate in the “Japan Culture Festival” at Paris UNESCO Hall, as part of the “Tokyo Experimental Art Ensemble” concert in May 1993. Yamaguchi Katsuhiro and Opera then joined forces to prepare the UNESCO concert, and their collaboration culminated in the 14th International Video Art Festival of Locarno (Switzerland) where they were awarded the “Conseil de l’Europe Prize for the contribution to Video Art” and “Grand prix de la ville de Locarno” for the piece they renamed “Metabolism in Locarno” after “Image Synapse”.

 

1984 Future Garden

瀧口修造 オマージュ展 – ビデオスペクタクル 未来庭園(佐谷画廊、東京)

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「Over the garden」、「Stream」、「Hello Old Pond」、「Laser Tree」、「Responsive Window」などから成るビデオによる庭園のインスタレーションである。この「Future Garden」ではビデオとレーザーを組合せた初めてのビデオスカルプチャー、画廊中央の回転筒のビデオカメラが把えた画廊のイベントは Closed Circuit Televisionによって6台の画廊内のMonitor Televisionに映しだされる。また「Hello Old Pond」は俳人芭蕉の有名な句『古池や蛙飛び込む水の音』のイメージから映像の鯉と池の上で振られる観客の手が重なる。

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A video installation in a garden consisting of OVER THE GARDEN, STREAM, HELLO OLD POND, LASER TREE, RESPONSIVE WINDOW and other works. This was the first of my video sculptures to combine video and laser. A camera mounted on a revolving cylinder in the middle of the gallery captures surrounding events and shows them on six closed-circuit TV monitors throughout the gallery.

HELLO OLD POND combines the hands of visitors by the pond with images of carp from Basho’s famous haiku, which can be translated as:
Old pond
Frog jumps in
The sound of water.

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Video Samples:

1984 – Future Garden – Hello Old Pond – Video soft

1984 – Future Garden-Laser Tree

1984 – Future Garden – Over the Garden – Birds

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1984 – Future Garden – Responsive window-2

1984 – Future Garden – Stream – video soft

2002 Imaginarium

2002年4月6日(土)~6月23日(日)
「美術館の夢」展、兵庫県立美術館
“The Dream of a Museum”, Hyogo Prefectural Museum of Art, Kobe.

Hyogo Prefectural Museum of Art Website

山口勝弘《イマジナリウム》

“(2)…〈イマジナリウム〉は、わが国に伝わる連句、連歌のような集団的な芸術形式を、その先駆的な例としてあげることができる。”

“(3)〈イマジナリウム〉のもう一つ大きな展開は、人工衛星によるコミュニケーション・システムを利用する点にある。この計画は、一つは地方にある〈イマジナリウム〉の間を、衛星による通信システムにより結びつけることである。これは、中央集中的な芸術や文化活動によって生まれる文化的な階層性を排除し、ローカルな芸術や文化の特質を大切にするためにも必要な手段である。
また、都市計画や建築物などを対象とした情報交換や、大きな彫刻や造形物の展示にともなう莫大な輸送経費を考えた場合、サテライトによる芸術情報のネットワークは、将来ますます重要な役割を果たすことになるだろう。こういう時代的な要請に答えるため、現在地球上の軌道を廻っている通信衛星を利用するには、いろいろな制約が多すぎる。そこで、すでに気象衛星や、軍事衛星のように単一の目的に利用される衛星があるのだから、芸術の目的に利用される「芸術衛星」を打ち上げる必要があるというのが私の考えである。「芸術衛星」を打ち上げる費用は、世界中の美術館や、美術関係者が賛同すれば調達可能な金額ではないか。”

“〈イマジナリウム〉のネットワークが機能的に活動すると、こうした遺跡のなかで、ビデオ・プロジェクションや、レーザー・ショーや、大ホログラフィーなどを利用し、さらに音楽や舞踏を含めた、大イヴェントを開くことができる。”

(『作品集 山口勝弘360°』 六耀社 1981年より:本展図録p.198に再録)

1989 Hiroshima

形態的にみると前作の「CANNON」から発展している。 5本の筒の内側にはステンレススチールの鏡面板が貼つである。この中に映像は2チャンネルで送り出されヒロシマの街の申を私一人でロケーションして撮影したイメージが流れている。

In terms of form, this is a continuation of my previous work, CANNON. This one consists of five cylinders lined with sheets of reflective stainless steel. Inside them, broadcast on two channels, are images of Hiroshima that I filmed myself, on location.

(from “The Document Video of Video Installation and Video Sculpture by Katsuhiro Yamaguchi”)