1981 Future Garden

「山口勝弘展 一 未来庭園による 一 」
場所:東京画廊, 東京銀座
日時:1981年3月13日- 3月24日

EXHIBITION〈KATSUHIRO YAMAGUCHI, Info-Environmental Sculpture: Future Garden〉
place: Tokyo Gallery, Ginza, Tokyo
date: 14th- 24th March, 1981

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情報 一 環境彫刻 一 未来庭園のために 一

この作品は、東京画廊の展覧会のために構想されたもので、3つの要素から成り立っている。その1つは、ホログラフィーによるモニュメント、2番目は、ホログラフィーに撮影した内臓的イメージをテーマとしたビデオ作品、3番目は、神奈川県民ホールに展示した「情報 一 環境彫刻」と同系列の鯨的イメージの彫刻である。「サテライト・アーチ・マスク」の場合は、ステンレスの細棒によるオープンな構造をもっていたのに対し、こちらの方は、閉回路テレビ・システムが、彫刻的な形態の中に閉じこめられている。つまり胎内的なメディアが、この彫刻の内部空間の存在を示している。こうして、ホログラフィー上の内臓的形態は。ビデオ作品の解縛を通して、さらに、この情報一環境彫刻によって内宇宙的イメージに結びつくのである。
なお、この東京画廊の展示は、いわば庭園的な構成になっていて、日本庭園のなかにちりばめられる石や、砂や、樹木や、池などによって、庭園を訪ずれる人たちが、さまざまなイメージを受けとるのと同じく、ホログラフィー上のイメージや、アルミニュームの構成物や、テレビや、白い彫刻や、黒いコークスの塊りによって、未来的風景のイメージをっくりあげることができる。

山口勝弘「山口勝弘展 一 未来庭園による 一」、ジャパン・インテリア no.266、1981年5月号、29頁)

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1981年 – 情報環境彫刻 未来庭園 (東京画廊、東京)

“Arch-Satellite-Mask” が地球外の宇宙空間を利用した.テレコミュニケーションの提案だとすれば、これは”Inner Cosmos” にお付る相互コミュニケーションの提案だった。鯨のような生物の体内空間を通して視覚的イメージが伝達されるととの実験である。

鯨の眼(ビデオカメラ)が見た人聞の顔の映像は鯨の体内のモニターに再生されそのモニターをもう一つのヒデオカメラが撮影しそのイメージを胎外ヘ排出し人聞が眺めるというシステムのサンプルである。またこのビデオスカルプチャーを中心にホログラム化された胎内生命がビデオ化されて全体かインスタレーションとして構成されている。

If ARCH-SATELLITE-MASK was concerned with outer space telecommunications, then this was an attempt to achieve mutual communication within an “inner cosmos.” It involves the transmission of visual images through the body of a whale-like creature.

The faces of people are captured via a video camera in the whale’s “eye” and shown on a TV monitor inside the creature’s body. That monitor, in turn, is captured by another video camera whose images can be seen by people leaving the whale’s body. The final element of this video sculpture is a videotaped hologram of life in the womb.

(from “The Document Video of Video Installation and Video Sculpture by Katsuhiro Yamaguchi”)

1981 From Vitrine to Video – Kanagawa Prefectural Hall / Future Garden – Tokyo Gallery

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1986-1987 Galaxy Garden

1986年 ビデオスペクタクル 銀河庭園 (兵庫県立美術館)

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銀河庭園はイマジナリュウムの 1つである。このなかに用意されたさまざまな要素は、視聴覚的な装置のほかに、メタリックなバルーン、乾草、溶岩石などである。そして、視聴覚的世界のもっている非実体性と、バルーンをはじめとする物質的なものが、お互いに作用しあって、ある触覚性を環境のなかに生みだしてくるのではないかと思っている。浮遊主体としての人聞が生きてゆくであろう環境を、1つのイマジナリュウムとして、つまり過去から未来ヘ貫通している人間の想像力の解放装置として仮設している。

GALAXY GARDEN is a kind of Imaginarium comprised of everything from visual devices to metallic balloons, dried grasses and chunks of lava. The unreal visual elements and the physical elements (like the balloons) act on each other and endow this environment with a special “feel.”

This is one kind of Imaginarium – an environment with people as its floating nuclei. I see it as a device for freeing the imaginative powers of people as they move from the past into the future.

(from “The Video Document of Video Installation and Video Sulpture by Katsuhiro Yamaguchi)

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1984-1986 ビデオ表現の複数制 ビデオマルチ例 – Multiplicity of Video – Examples of Multichannel Video Installations: Galaxy Garden 1986, Future Garden 1984, Bridge to Bridge, etc

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1987 Galaxy Garden Performance photo samples

1987 Galaxy Garden Performance video samples

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1987-銀河庭園オープニングー岡本太郎-13-007-01

1987-銀河庭園オープニングー岡本太郎-13-007-02

飯田善國「相互影響、そして「空無」へ向かって」大学時報 1988/01 pdf

「光と音の銀河庭園」毎日新聞1987/04/17 pdf

Lab TECHNO PERFORMANCE 1987 pdf

1981 From Vitrine to Video

1981-山口勝弘展-ヴィトリーヌからビデオまで

「山口勝弘展 – ヴィトリーヌからビデオまで –」パンフレット・出品目録、1981年 pdf

1981年3月に〈ヴィトリーヌからビデオまで〉展は横浜の神奈川県民ホールで開かれる。ホールの様々な会場、階段やメザニンなどの空間の特徴によって、多数の観点の可能性を考慮に入れた上で、彫刻(「光の彫刻」、「布張り彫刻」など)やビデオインスタレーションが展示された。展覧会は二つの要素によって構成されたものである:
(1)観客はその展示を鑑賞するパフォーマンスを行うための構成、
(2)観客が常にビデオ装置によって撮影され、自分のイメージがクローズ・サーキットという構成の中に入っている。
空間の真中に、会場の天井まで延びている《情報環境彫刻 Arch-Satellite-Mask》の金属のフレームに、ビデオ・カメラが設置され、会場及び観客の姿が映された映像が四つのも小型モニターから現われている。床には、もう一つの金属フレームにもビデオ装置が用意され、観客が必ず自分のイメージが見えるようになっている。メザニンの下に、初めてクロズ・サーキットを使用したインスタレーション《ラスメニナス》が施設され、そこで、さらに見る側と見られる側の関係が問われる。
(クリストフ・シャルル)


ARCH-SATELLITE-MASK 1981

“Katsuhiro Yamaguchi: From Vitrine to Video”, Kanagawa Prefectural Hall

“This work offers a model of a telecommunications system connecting remote points on the earth’s surface. The “Imaginarium” (which I thought of around this time) sought to launch a satellite for the exclusive use of an art channel that would create a new media presenting live coverage of historical sites and new performances from around the world.”

「地球上の異なった地点間を結ぷ,Telecommunication のシステムをモデル化した作品である。このころ考えついた「lmaginarium」とはアートチャンネルにのみ使われる人工衛星を打上げ世界各地の遺蹟や新しいパフォーマンスをこのシステムによって結びつ付つけライブなメディアパフォーマンスを行なうことを提案している。」

(”The Document Video of Video Installation and Video Sculpture by Katsuhiro Yamaguchi“より)


「〈情報一環境彫刻 一 サテライト・アーチ・マスク〉
この作品は、神奈川県民ホールのギャラリーの独特の、あの高さ6メートルの大空間を想定したものである。しかも1階ギャラリーからの視界、地下へ下りてゆくオープン階段からの視界、地下を歩きながら眺める視界のそれぞれに対応した構成を計算している。
そういう意味では、観客がこの作品を見るということが、彼らにとってのパフォーマンスであるような作品であり、またさらに、彫刻の中に組みこまれた閉回路のテレビ・システムが、観客の姿を3つの角度からとらえ、それらをモニターテレビ上に映しだすというメディア的性格をもっている。
そういう意味で、情報システムと環境が結びついた彫刻ということができる。かつての「ラス・メニナス」が、ベラスケスの絵画のメディア的解繹だとすれば、その「ラス・メニナス」のメディア構造を、彫刻作品のなかに組みこんだのがこの作品である。」

JAPAN INTERIOR DESIGN(インテリア)、no. 266、1981年5月号、25頁。

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